What’s New

2017.5.24
今年の日本文化人類学会研究大会(@神戸大学)では広報スペースにブースをもちます。ぜひお越しください。
各研究会情報も順次更新していきます!(更新:神戸人類学研究会、東アジア人類学研究会、まるはち人類学研究会)


2016.5.19

  • 今年の日本文化人類学会研究大会(@南山大学、名古屋)では広報スペースにブースをもちます。ぜひお越しください。
    • 各研究会情報も順次更新していきます!(更新済:アジア社会文化研究会、奥州乃疾風、北海道歴史文化研究会、九州人類学研究会、くにたち人類学会、都立大・首都大社会人類学研究会、現代人類学研究会、仙人の会、神戸人類学研究会、 東アジア人類学研究会、早稲田大学文化人類学系院生懇話会、中四国地区人類学談話会、北陸地区研究懇談会、まるはち人類学研究会、南アジア学会)

 
2015.5.19

プログラム:
1)若手懇談会の趣旨説明
2)若手主体の研究会報告
 2−1:北海道歴史文化研究会
 2−2:まるはち人類学研究会
3)学術会議若手ネットに関する活動報告と今後の運営についての意見交換
4)みんぱく若手研究者奨励セミナー、外来・共同利用研究員の紹介
5)文化人類学教育委員会・若手ワーキンググループからの活動報告
 文化人類学に関係するポストの掘り起こしにむけた情報収集
 若手会員らの組織化と共有システム構築
 若手研究者を中心とした人類学の未来とニーズに関するワークショップ開催にむけた活動 など
6)同・次世代育成セミナーからの活動報告
7) 5)6)に関する質疑応答

  • またこれに併せて、各研究会の情報もアップデートしていきます。

2014.5.13

  • 今年の研究大会(IUAES2014withJASCA)では懇談会を開催せず、ブースを設置します。ブースでは各地区懇談会や研究会の資料配布を行い若手研究者の現状や支援策について意見交換をする研究者交流の場にしたいと思いますので皆さまお気軽にお立ち寄りください。
    • 若手懇談会ブース概要
      • 活動内容:各地区懇談会や研究会の資料配布、若手研究者の現状や支援策についての意見交換
      • 日程:5月15日(木)〜18日(日)
      • 場所:国際研究大会会場 書籍販売スペース近辺

  • 各研究会の報告(2014年度版)を掲載しました。

2013.7.13
国立民族学博物館の情報を更新しました。

2013.5.17
各研究会の情報を更新しました。
 
2011.11.7
北海道歴史文化研究会の情報を追加しました。

2011.6.7
6月12日、第45回研究大会(於:法政大学)で、第2回若手懇談会を開催します
 
2011.5.28
各研究会の情報を更新しました。
2010.12.9
最近、文化人類学若手有志として出した(1)「元気な日本復活枠」に関するパブリックコメント、および(2)大学生の奨学金に関する意見を掲載します。
2010.6.14
第44回(2010年度)の日本文化人類学会研究大会での若手の懇談会は、おかげさまで大盛況・大成功でした。

  • ご参加・ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました!!
  • 今後の展開に向けて、メーリングリストを作成しました。「プロフィール」をご覧ください。
  • 各研究会報告については、以下のとおりです。

 
2010.6.16
各地区の研究会・組織についてアップしました。
2010.5.27

  • プログラム修正しました。
  • 日時ほぼ確定しました。
  • 懇親会→懇談会に修正しました。

まるはち人類学研究会(2017)

まるはち人類学研究会 活動報告(2015〜2016年度)

■目的、設立の経緯
[研究会の目的]まるはち人類学研究会は、中部地区の人類学を専攻する、もしくは人類学に興味を持つ若手研究者が集まり、研究発表、研究交流を行う場、同地区の人類学の振興に寄与することを目的とする。
[設立経緯]2010年4月より始動した中部地区の院生主導の研究会。中部地区には、約200回の開催の歴史をもつ中部人類学談話会(「談話会」)が継続的に活動をしているが、院生間の交流は場がなく、研究交流の場を用意する必要があった。当初は、「談話会」の下部組織としての活動を指向したが、オープンな敷居の低い研究会を目指し完全に独立した研究会として活動を開始した。

■活動の内容
原則、院生/若手研究者2名以上が共同テーマを設定して研究会を企画し、コメンテーターの人数・指名などは発表者の自由裁量としている。テーマの設定と企画書の提出を基本的には義務としており、定期的に個別の研究を発表する場としてだけではなく、人類学のなかでの議論の蓄積を踏まえた新たな論点の提示を図ってきた。南山大学人類学研究所を中心に名古屋大学、中部大学などで、原則として、8月を除く偶数月最終土曜日に開催している。
2011年からは月ごとの企画のシリーズ化を試みている。2011年から6月は人類学や関連諸学の新刊本を対象とし著者を招いた合評会、2012年から2月は中部地区の博士後期課程に進学しない学生も対象とした修士論文検討会、2013年から4月は社会人大学院生や一般企業等に就職した元院生による社会と人類学をテーマにした研究会を開催し、2014年から地方の大学院に出張する交流セミナーを実施してきた。
なお、合評会では、2011年6月は東賢太朗『リアリティと他者性の人類学―現代フィリピン地方都市における呪術のフィールドから』(2011年、三元社)、2012年6月は足立重和『郡上八幡 伝統を生きる 地域社会の語りとリアリティ』(2010年、新曜社)、2013年6月は平井芽阿里『宮古の神々と聖なる森』(2012年、新典社)、2014年6月は山本達也『舞台の上の難民 ―チベット難民芸能集団の民族誌―』(2013年、法蔵館)、2014年9月は新ヶ江章友『日本の「ゲイ」とエイズ:コミュニティ・国家・アイデンティティ』(2013年、青弓社)、2015年7月には塚原伸治『老舗の伝統と〈近代〉: 家業経営のエスノグラフィー』(2014年、吉川弘文館)、2015年10月には磯野真穂『なぜふつうに食べられないのか―拒食と過食の文化人類学』(2015年、春秋社)、2015年12月には野澤暁子『聖なる鉄琴スロンディンの民族誌: バリ島トゥガナン・プグリンシンガン村の生活、信仰、音楽』(2015年、春風社)をとりあげ、すでに合計8冊となっている。
評者のほか、まるはち人類学研究会の運営に参加している院生も著作を購入し、事前に検討会をおこなっており、若い院生の率直な感想を聞く機会としても活用されている。新刊を上程された著者自身による合評会の依頼、評者他薦による合評会の持ち込み企画など、また、合評会の場での自主的な宣伝・販売の機会としての活用を歓迎しており、全国から依頼を受け付けている。

【これまで2年間の活動実績】(所属等はすべて当時のもの)

【2016年度】
第32回「家とケアを考える」(2016年6月11日実施)

第33回 まるはち人類学研究会「特別企画:北陸先端科学技術大学院大学の大学院生・若手研究者との交流セミナー」(2016年11月26日実施)

  • 早川和哉(JAIST博士後期課程)「知的財産権法制度下での先住民運動における歴史的変遷──ディズニー映画「モアナ」関連商品に対するNZマオリによる抗議の事例か」
  • 須藤修司(JAIST博士後期課程)「テレビ放送のメタ情報の加工・流通・消費をめぐるビジネス人類学的研究」
  • 大熊裕太(JAIST博士前期課程)・伊藤泰信(JAIST)「日本における産業系エスノグラフィ概観──過去15年の経緯をめぐって」
  • 小野田敬(JAIST博士後期課程)公的研究開発機関における研究施設の共用をめぐるエスノグラフィ── NMR(核磁気共鳴)の事例から」
  • 山口宏美(JAIST博士後期課程)「多職種協働の医療人類学」
  • 加藤英明(南山大学大学院博士後期課程)「設計図から現場へ──研削と計測の技法を中心に」
  • 天野紗緒里(南山大学大学院博士前期課程)「「占いの館」における「スピリチュアル系」の占い師──名古屋市内で活動する占い師の事例から」
  • 石川俊介(日本文化人類学会会員)「おんばしら」とその周辺──「モノ」の二次利用についての予備的考察

 
【2015年度】
第27回「「出家」とはなにか:タイとミャンマーの比較民族誌的研究」(2015年4月5日実施)

  • 岡部真由美(中京大学)「出家者による世俗への接近:現代タイ社会における上座仏教僧の「開発」からみた僧俗の境界をめぐって」
  • 藏本龍介(南山大学)「現代ミャンマー社会における『出家』の挑戦:贈与をめぐる出家者/在家者関係の動態」
  • コメンテーター:速水洋子(京都大学)、石森大知(武蔵大学

第28回「合評会−塚原伸治『老舗の伝統と<近代>:家業経営のエスノグラフィー』」(2015年7月19日実施)

第29回「合評会−磯野真穂『なぜふつうに食べられないのか―拒食と過食の文化人類学』」(2015年10月25日実施)

  • 発表者:磯野真穂(国際医療福祉大学大学院)
  • コメンテーター:濱雄亮(慶応大学文学部)、碇陽子(金沢大学)、小川さやか(立命館大学

第2回交流セミナー「北陸先端科学技術大学院大学の大学院生・若手研究員との交流セミナー」(2015年11月15日実施)

  • 早川和哉(北陸先端科学技術大学院博士後期課程)「知的財産法制度のもとで財産化する伝統知識とハワイ先住民との関係性」
  • 須藤修司(北陸先端科学技術大学院博士後期課程)「ペイテレビイノベーションの普及と視聴者の知識について」
  • 山口宏美(北陸先端科学技術大学院博士後期課程)「カンファランスと境界対象が媒介する多職種協働 :心大血管疾患の治療と予防の事例から」
  • 坂下凌哉(南山大学大学院博士前期課程)「カンボジアにおける土器生産の変様:コンポンチュナン州アンドゥオン・ルッサイ村の民族誌
  • 加藤英明(南山大学大学院博士後期課程)「 NC旋盤の使用からみる機械工の創造性:愛知県刈谷市の町工場を事例に」
  • 石川俊介「『民俗行事』の存続と目的:富山県南砺市城端の盤持大会から」
  • コメント:松村恵理(金沢大学)、田村うらら(金沢大学)

第30回「風土に根ざす住まいの伝統と変容:ブルキナファソ、カッセーナの調査から」(2015年11月28日実施)

  • 発表者:清水貴夫「趣旨説明」(総合地球環境学研究所
  • 中尾世治(南山大学大学院)「屋敷の不均衡な変容:ラングェロ村の村長の屋敷の経年変化」
  • 伊東未来(南山大学・学振PD「住まいとジェンダー:ラングェロ村の女性にとっての家-イエ」
  • 小林広英(京都大学大学院地球環境学堂)「土の家をつくる技術:ラングェロ村の伝統住居と在来建築技術」
  • コメンテーター:栗原伸治(日本大学)、後藤澄子(リトルワールド)

第31回「合評会−野澤暁子『聖なる鉄琴スロンディンの民族誌: バリ島トゥガナン・プグリンシンガン村の生活、信仰、音楽』」(2015年12月19日実施)

■研究会のスピンオフ的な活動、および今後の展開について考えていること
昨年度同様、「地方」――「周縁」という語を用いる誘惑に駆られますが――の大学院では、ますます院生数が減り、「客観的な」状況は年々困難になっていますが、様々な方々にご支援をいただきながら、研究会はついに32回を超え、7年目を迎えることができました。昨年度も引き続き、3回目となる北陸先端科学技術大学院(JAIST)との交流セミナーを開催いたしました。一昨年同様、北陸先端科学技術大学院(JAIST)の伊藤泰信先生、山口宏美さんの御好意と熱心なサポートをいただき、開催を実現できました。そして、第1回から第3回までの北陸先端科学技術大学院(JAIST)との交流セミナーに関する活動内容については、山口宏美さんによって、北陸人類学研究会ニューズレターNo26のなかでご報告頂きました。発表者、コメンテーター、参加者、ならびに陰ながらご支援いただいているみなさまにあらためて感謝申し上げます。
 
今年度も2カ月に1回のペースで研究会を開催していく予定です。毎回の平均参加者数は約20名です。研究会企画、合評会のもちこみは随時歓迎しております。ご発表はお一人による発表からも受け付けております。発表時間、質疑応答時間はご相談の上、可能な限りご要望にお応えいたします。発表時間1時間以上、質疑応答時間1時間以上のじっくりとした議論をお望みの方、ぜひご連絡ください。
一昨年度から開始した「地方」の大学院との「交流セミナー」では、「まるはち人類学」が日本各地に出張して研究発表や交流会を実施しています。「院生/研究仲間が少ない」あるいは「議論の場が少ない」といったお悩みをもつ大学に「まるはち人類学」が出張いたします。基本的に手弁当の研究会であるため、交通費等の問題はありますが、可能な限り実施に向けて努力いたします。ぜひご相談ください。

■連絡先
hide2369@hotmail.co.jp(メール、代表:加藤英明)

(文責:加藤英明)

東アジア人類学研究会(2017年度)

(2017.5.24更新)
■目的や設立の経緯、歴史
東アジアとその周辺地域を研究する人類学者たちの議論の場として2003年に設立されました。東アジア研究者の議論の場としてすでに組織されていた「仙人の会」と比べると、より人類学の議論(理論)に特化させることを当会の前提としています。当会の主な活動目的は以下の3項目です。(1)地域研究の枠に閉じこもらず人類学理論をもって非東アジア地域の研究者との対話を試みること、(2)東アジア研究における「人類学」の位置を確認するために他分野の研究者と対話すること、(3)ネイティブの人類学との対話を図ること。すなわち、東アジアには韓国、中国、台湾をはじめとする諸国/地域に人類学の機構が確立されているので、海外シンポジウムなどの形で現地の学術機構と対話を図り自己の位置づけをおこなう。同時に、自らがネイティブの人類学であることを自覚し、日本を研究する海外の人類学者との対話を図る。なお、当会でいう「東アジアとその周辺地域」とは具体的には、日本本土、南島諸島(沖縄・奄美など)、韓国、北朝鮮、シベリア、モンゴル、大陸中国、香港、マカオ、台湾、ベトナムラオスミャンマー、各国の日系・朝鮮系・華人系社会を指しています。
■活動の内容
 2003年に設立されてから、年に7〜10回程度の研究会を開催してきており、2013年まででその数は48回となっています。2014年からは体制を見直し、年に一度の研究大会と、幾つかのワーキンググループに分かれての研究会開催の二本立てで活動を行います。また、これら以外にも著名な先生をお招きして講演会を開催することもあります。
 各研究会の発表者は、基本的には博士課程の院生から若手の准教授ですが、講演もしくはコメンテーターの形で著名な先生にご発表いただくこともあります。「卒論・修論発表会」などの機会を設けて、修士課程院生および学部生に発表をお願いすることもあります。また、当会の目的に合わせて、留学生だけでなく、非東アジア研究者もコメンテーターとしてお呼びすることがあります。参加人数は、多い時は30名前後、少ない時は10名前後で、平均すると15〜20名くらいの方が参加して議論をおこないます。開催場所は、大部分が首都圏の大学(慶応大学、首都大学東京東京大学東京外国語大学など)となっていますが、活動の範囲は首都圏ひいては日本に限定していません。これまでも海外の研究者と対話することを目的とし、中国研究者が中心になって中国華南地方における大会を3回(第一回:広州市、中山大学,第二回:潮州市、韓山師範大学、第三回:南京市、南京大学)開催しています。また、2010年11月には中部圏における初の大会も開催されました。開催日は特に固定していませんが、大部分の研究会はこれまで週末の午後(14時から18時頃)に開催しています。詳細は、以下に記しますウェブサイトにてご確認ください。
■研究会のスピンオフ的な活動、および今後の展開について考えていること
南京大学社会学院人類学研究所との共催で実施した「“宗教与文化”国際交流学術交流会」(2014年4月25日〜26日、於:南京大学)の成果を中国語論集として出版予定(2017年度中)。
■若手支援活動
東アジア研究会は、若手の相互支援をおこなう組織としての性質ももっています。第一に、本研究会の主メンバーは若手であり、東アジアを研究する若手同士、もしくは若手を超えた人脈づくりと親睦を促進しています。また、本研究会の活動範囲は東アジア全域にわたっているため、国際的なネットワークを形成する相互扶助活動もおこなっています。第二に、本研究会では、東アジア各地でフィールドワークをおこなおうとする若手にアドバイスをおこなったり、海外で研究発表をする機会を提供したりしています。特に、フィールドワークが困難な中国などの地域における、調査・研究のノウハウを若手同士で共有するよう努めています。第三に、本研究会には、東アジア諸国で就職した経験をもつ人類学者が在籍しています。日本での就職がますます困難になっている現在、近隣諸国である東アジアは重要な就職先の一つになっています。東アジア諸国での就職やPDなどでの研究生活を考えている若手に、情報を提供できるよう尽力しています。
■連絡先
当会のウェブサイト:http://blog.livedoor.jp/touaken/ 
連絡用メールアドレス:huanghexing[ at ] hotmail.com(阿部朋恒宛)
幹事:阿部朋恒(首都大学東京)、川瀬由高(首都大学東京)、吉川侑輝(慶応義塾大学)、
■その他
東洋史や地域研究の影響力の強い東アジア研究は、どうしても地域の殻に閉じこもりがちになります。その結果、人類学において東アジア研究(特に中国、韓国研究)は特殊な存在であるとみられることが少なくないようです。当会は、東アジアの人類学的研究をめぐるこのような「縦割り型」の現状を打破することを目指していますので、東アジア研究者はもちろんのこと、東アジアに関心をもつ他地域の研究者の参加も歓迎いたしております。また、研究会終了後に毎回開催される懇親会では毎回、熱い学術的・人的交流が繰り広げられています。どうぞふるってご参加ください。

神戸人類学研究会(旧・神戸大学社会人類学研究会)(2017年度)

■目的、設立の経緯
1994年に有志による「社会人類学研究会」が発足し、2002年からは研究会誌『ぽぷるす』(査読なし)を刊行してきました。2007年に大学院改組で新たに文化人類学コースが設置されたのを機に、『ぽぷるす』はコース機関誌『神戸文化人類学研究』(査読あり)としてリニューアルされました。「社会人類学研究会」は一時の活動休止期間を経て、2010年に「神戸人類学研究会」として活動を再開しました。

■活動の内容
2010年に活動を再開して以来、休業期間を除いて前期後期各2回を目標に研究会を開催しています。研究会のテーマは特に設定していません。毎回の発表者が自身の研究テーマに即して発表を行う場となっています。神戸大学の院生や教員だけでなく、学外の院生や研究者にも発表をお願いしています。開催場所は神戸大学構内です。通常、研究会には文化人類学コースの学生と教員を中心として15〜30名程度の参加者があります。
本研究会の情報は広報用メーリングリストで配信しています。登録を希望される方は、『神戸文化人類学研究』事務局 (anthropology [at] people.kobe-u.ac.jp)までご連絡ください。

■研究会のスピンオフ的な活動
文化人類学コースの学生を中心に読書会も行い、人類学とその周辺の重要文献を輪読、議論しています。時期にもよりますが、ほぼ毎週開催しています。こちらも学外の方の参加を歓迎いたします。

■連絡先

『神戸文化人類学研究』事務局メールアドレス anthropology [at] people.kobe-u.ac.jp
神戸人類学研究会ウェブサイト http://web.cla.kobe-u.ac.jp/group/kobe-anthro/
face book  https://www.facebook.com/kobeanthro

■その他
研究会発表者を随時募集しております。特に近隣の研究会と発表者の交換を通じて交流し、より刺激の多い研究環境を作ることを目指しています。
2011年度以降に開催した研究会のタイトル・発表者については神戸人類学研究会ウェブサイト(http://web.cla.kobe-u.ac.jp/group/kobe-anthro/)でご覧いただけます。

神戸人類学研究会(旧・神戸大学社会人類学研究会)(2015年度)

神戸人類学研究会(旧・神戸大学社会人類学研究会)

■目的、設立の経緯など
1994年に有志による「社会人類学研究会」が発足し、2002年からは研究会誌『ぽぷるす』(査読なし)を刊行してきました。2007年に大学院改組で新たに文化人類学コースが設置されたのを機に、『ぽぷるす』はコース機関誌『神戸文化人類学研究』(査読あり)としてリニューアルされました。「社会人類学研究会」は一時の活動休止期間を経て、2010年に「神戸人類学研究会」として活動を再開しました。

■活動の内容
2010年に活動を再開して以来、休業期間を除いて前期後期各2回を目標に研究会を開催しています。研究会のテーマは特に設定していません。毎回の発表者が自身の研究テーマに即して発表を行う場となっています。神戸大学の院生や教員だけでなく、学外の院生や研究者にも発表をお願いしています。開催場所は神戸大学構内です。通常、研究会には文化人類学コースの学生と教員を中心として15〜30名程度の参加者があります。

本研究会の情報は広報用メーリングリストで配信しています。登録を希望される方は、『神戸文化人類学』事務局 (anthropology [at] people.kobe-u.ac.jp)までご連絡ください。

■研究会のスピンオフ的な活動、および今後の展開について考えていること

文化人類学コースの学生を中心に読書会も行い、人類学とその周辺の重要文献を輪読、議論しています。時期にもよりますが、ほぼ毎週開催しています。こちらも学外の方の参加を歓迎いたします。

■連絡先
『神戸文化人類学研究』事務局メールアドレス anthropology [at] people.kobe-u.ac.jp

神戸人類学研究会ウェブサイト http://web.cla.kobe-u.ac.jp/group/kobe-anthro/

■その他
研究会発表者を随時募集しております。特に近隣の研究会と発表者の交換を通じて交流し、より刺激の多い研究環境を作ることを目指しています。

【以下、2011年度以降に開催した研究会】

  • 第56回(2011.6.15)
    • 土屋敦子氏(神戸大学大学院国際文化学研究科博士後期課程)『ベトナム南部の明郷の実態的特質と研究課題』
  • 第57回(2011.7.20)テーマ:ジャマイカの宗教とポピュラー音楽の現在
    • 二宮健一氏(神戸大学大学院国際文化学研究科博士後期課程)『教会に取り込まれるダンスホールの「バッドマニズム」:教会とダンスホールの男性性をめぐる考察』
    • 神本秀爾氏(京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程)『自分らしく生きる資源としてのラスタファーライ―ダンスホール・ラスタ登場以降の ボボ・シャンティにおける「レゲエ的なるもの」の位置について』
  • 第58回(2011.11.14)
    • 福井栄二郎氏(島根大学法文学部 准教授)『名を授ける、私になる:ヴァヌアツの命名実践から考えるケアと主体性』
  • 第59回(2011.12.9)
  • 第60回(2012.5.16)
    • 吉田佳世氏(首都大学東京大学院博士後期課程)『女縁がつくる新たな祭祀空間と民俗的知識の流通―沖縄の民俗的祭祀(ウガングトゥ)を事例に』
  • 第61回(2012.6.8)
  • 第62回(2012.07.11)
    • 鈴木 亜望氏 (神戸大学大学院 国際文化学研究科 博士後期課程)『フェアトレードの研究動向とその分析』
    • 岡村 兵衛氏 (神戸大学大学院 国際文化学研究科 博士後期課程)『日本近代史に視る「ハーフ」の〈呼び名〉の変遷とその意味』
  • 第63回(2012.12.12)
    • 中野歩美氏(関西学院大学大学院 社会学研究科 博士課程後期課程)『インド・タール沙漠におけるジプシー表象と人びとの実践に関する考察』
  • 第64回(2013.7.3)
  • 第65回(2013.12.20)
    • 平野智佳子氏(神戸大学大学院 国際文化学研究科 博士後期課程)「「アボリジニ」「白人」の構図の限界―2008年以降の北部準州アボリジニへの飲酒規制をめぐる意見の対立から」
  • 第66回(2014.2.6)
  • 第67回 (2014.5.29)
    • 隅杏奈氏(神戸大学大学院国際文化学研究科 博士後期課程 アジア太平洋文化論コース)『観光、博物館、文化活動からみるアイヌ文化の表象』
  • 第68回 (2014.6.26)
  • 第69回 (2015.3.5)
  • 2015年度特別回 (2015.4.23)
    • Dr. Rodolfo Maggio (The University of Manchester) "Analysis of Attacks: Malevolent magic and pre-existing conflicts"

京都人類学研究会(近衛ロンド)(2015年度)

京都人類学研究会(近衛ロンド)

■目的、設立の経緯など
京都人類学研究会は京都を中心とする関西の人類学および関連分野に関心をもつ大学院生・研究者がその研究成果を報告する場です。どなたでも自由に参加いただけます。
創設は1969年のようです。元々は、現在国立民族学博物館名誉館長で、当時京都大学人文科学研究所の教授であった梅棹忠夫を中心に開かれていた人類学の研究会で、毎週水曜日、午後7時から10時頃まで、楽友会館という京都大学の同窓会館で開かれていました。楽友会館は京大の近くの近衛通にあります。そこから近衛ロンドという通称がうまれました。(ちなみに、ロンドというのはエスペラント語で「集まり」を意味します)
梅棹忠夫、和崎洋一、中尾佐助、佐々木高明、谷泰、藤岡喜愛、米山俊直といった諸先生たちが議論を重ねていたそうです。また若き石毛直道松原正毅、端信行、江口一久、福井勝義らが、助手、大学院生として参加していました。
現在は、京都大学の人類学関係の教員が交代で代表を務め、人類学を学ぶ大学院生と若手研究者たちによって運営されています。

過去の代表者:
谷泰(1996)、田中雅一(1997)、市川光雄(1998)、菅原和孝(1999)、松田素二(2000)、足立明(2001)、田中雅一(2002)、速水洋子(2003)、田中雅一(2004、2005)、田辺明生(2006)、杉島敬志(2007)、清水展(2008)、田中雅一(2009)、松田素二(2010)、藤倉達郎(2011)、高田明(2012)、田中雅一(2013)、風間計博(2014)、片岡樹(2015)

■活動の内容
京都を拠点とする研究者の月例報告(5・6・10・11・1・2・3月)と季節例会(4・7・12月)を中心に活動を行っています。学生や研究者以外の方も参加できるように開始時間を主に金曜日の夕方からにしています。
月例会は、発表者に45分〜1時間弱ご発表いただき、コメンテーターによるコメント、フロアを交えて討論、そのあと懇親会というかたちです。
季節例会は、形式は月例会とほぼ同じですが、発表者が複数人になり大規模なかたちになるので昼から行うことが多いです。
基本的に京都大学京都市左京区)の人類学関係の教員のいる研究科の部屋を借りて開催しています。

2014年度の発表者とタイトル一覧

  • 浜田明範 『環境の書き換え:ガーナ南部における結核と複数の統治』
  • 立川陽仁 『北米・北西海岸先住民社会における世襲復権について』
  • 津村文彦 『パオで治るということ: 東北タイの呪医の実践をとりまく力』
  • 飯田淳子 『呪術と感覚的経験: 北タイの農村・病院・学校における語りと実践から』
  • 黒川正剛 『呪術的実践=知の歴史的諸相: 西欧近世における魔女信仰の視角から』
  • 金子守恵 『行為を記述する可能性:エチオピア西南部における学校のノートの取りあつかわれ方を事例に』
  • 大石高典 『民族境界の《生態》:アフリカ熱帯雨林にいきる農耕民と狩猟採集民』
  • 安井眞奈美 『出産・産後の文化人類学:誰とどこで産むのか』
  • 田沼幸子 『反=反希望としての民族誌キューバを通じて考える』
  • 岡田浩樹 『宇宙人類学の挑戦:21世紀の人類学の可能性を求めて』
  • 細馬宏通 『協同作業と歌:野沢温泉村道祖神祭の胴突唄』
  • 亀井伸孝 『身体的多様性と複数の記憶:ろう者の語りが文化人類学にもたらすもの』
  • 岩谷洋史 『「できるようになる」とはどういうことか?:酒蔵における技能獲得に焦点を当てて』
  • 岩谷彩子 『コミュニティの記憶を踊りつぐ:インド、カールベリヤ・ダンスの生成』
  • 大村敬一 『「密閉都市のトリニティ」の祈り:シンメトリーの希望に向けて』
  • 内堀基光 『絶滅のあとの記憶と忘却について』
  • 吉田憲司 『聖書を生きる人びと:南部アフリカ聖霊教会の現在』

2013年度の発表者とタイトル一覧

  • 菅原和孝『身体化の人類学から身ぶり論まで』
  • 田中雅一『SEX×感情労働×官能労働』
  • 守屋治次、菅原和孝『民俗芸能の実践と継承:「西浦の田楽」を舞う』
  • 風間計博『バナバ人とは誰か−強制移住の記憶と怒りの集合的表出』
  • 中谷和人、松嶋 健、石井美保『アニマと〈あいだ〉の人類学』
  • 吉田ゆか子『バリ島文化観光論再考−バロン・ダンスの仮面に着目して』
  • 島薗洋介『代理懐胎のメタ・バイオエシックスの試み−インドにおける代理母への聞き取りの中間考察』
  • 田中雅一『モノがエイジェントになるとはどういうことか?フェティシズム研究の視点から考えるArt and Agency』
  • 宮本万里『不殺生戒と肉食をめぐる文化の政治―現代ブータンにおける仏教振興と「屠畜人」の現在』
  • 伊地知紀子『境界を渡る人びと−在日済州島出身者の生活史から』
  • 早川真悠『ハイパー・インフレーションの人類学的研究−2008年ジンバブエにおける多元的貨幣現象』
  • 関 一敏『福の民−しあわせの民俗誌に向けて』

■研究会のスピンオフ的な活動、および今後の展開について考えていること

『季刊人類学』の販売は終了しました。

■連絡先
事務局:shakti [at] zinbun.kyoto-u.ac.jp(田中雅一)

主にメーリングリストで告知や宣伝の連絡をしています。
kyojinken [at] googlegroups.com

研究会については以下のメールアドレスにお問い合わせください。
kyojinken2014 [at ]gmail.com

■その他
関西にお住まいの方、または圏外の方も関西に来られることがありましたらぜひ一度ご参加ください。

まるはち人類学研究会(2015年度)

まるはち人類学研究会
 
■目的、設立の経緯など
[研究会の目的]まるはち人類学研究会は、中部地区の人類学を専攻する、もしくは人類学に興味を持つ若手研究者が集まり、研究発表、研究交流を行いの場、同地区の人類学の振興に寄与することを目的とする。
[設立経緯]2010年4月より始動した中部地区の院生主導の研究会。中部地区には、約200回の開催の歴史をもつ中部人類学談話会(「談話会」)が継続的に活動をしているが、院生間の交流は場がなく、研究交流の場を用意する必要があった。当初は、「談話会」の下部組織としての活動を指向したが、院生主導のもとでオープンな敷居の低い研究会を目指し完全に独立した研究会として活動を開始した。

■活動の内容
原則、院生/若手研究者2名以上が共同テーマを設定して研究会を企画し、コメンテーターの人数・指名などは発表者の自由裁量としている。テーマの設定と企画書の提出を基本的には義務としており、定期的に個別の研究を発表する場としてだけではなく、人類学のなかでの議論の蓄積を踏まえた新たな論点の提示を図ってきた。南山大学人類学研究所を中心に名古屋大学、中部大学などで、原則として、8月を除く偶数月最終土曜日に開催している。2011年からは月ごとの企画のシリーズ化を試みている。2011年から6月は人類学や関連諸学の新刊本を対象とし著者を招いた合評会、2012年から2月は中部地区の博士後期課程に進学しない学生も対象とした修士論文検討会、2013年から4月は社会人大学院生や一般企業等に就職した元院生による社会と人類学をテーマにした研究会を開催し、2014年から地方の大学院に出張する交流セミナーを実施してきた。
なお、合評会では、2011年6月は東賢太朗『リアリティと他者性の人類学―現代フィリピン地方都市における呪術のフィールドから』(2011年、三元社)、2012年6月は足立重和『郡上八幡 伝統を生きる 地域社会の語りとリアリティ』(2010年、新曜社)、2013年6月は平井芽阿里『宮古の神々と聖なる森』(2012年、新典社)、2014年6月は山本達也『舞台の上の難民 ―チベット難民芸能集団の民族誌―』(2013年、法蔵館)、9月は新ヶ江章友『日本の「ゲイ」とエイズ:コミュニティ・国家・アイデンティティ』(2013年、青弓社)をとりあげてきた。2015年7月には塚原伸治『老舗の伝統と〈近代〉: 家業経営のエスノグラフィー』(2014年、吉川弘文館)をとりあげた合評会の開催が決定している。
評者のほか、まるはち人類学研究会の運営に参加している院生も著作を購入し、事前に検討会をおこなっており、若い院生の率直な感想を聞く機会としても活用されている。新刊を上程された著者自身による合評会の依頼、評者他薦による合評会の持ち込み企画など、また、合評会の場での自主的な宣伝・販売の機会としての活用を歓迎しており、全国から依頼を受け付けている。

  • 【これまで1年間の活動実績】(所属等はすべて当時のもの)
    • 第21回「社会人を辞めて/続けながら わたしはこういう理由で人類学の世界にやってきました−夢と野望と憧れと戸惑いと不安―」
      • 発表者:加藤英明(南山大学大学院)「営業から人類学の世界へ−書き方と見え方の違いによる苦慮−」、佐藤嘉晃(名古屋医専)「「何とかする」精神の大学(院)生活」、廣田緑(名古屋大学大学院)「DO ART。THINK ART」、日丸美彦(愛知県立大学大学院)「マージナルマンの目覚め」(2014年4月26日実施) 
    • 第22回「合評会−山本達也『舞台の上の難民 ―チベット難民芸能集団の民族誌―』」
  • 第1回交流セミナー「北陸先端科学技術大学院大学の大学院生・若手研究員との交流セミナー」
    • 発表者:大戸朋子(北陸先端科学技術大学院博士後期課程)「同一嗜好の女子コミュニティにおける純粋な関係性:腐女子のメディア利用と対面コミュニケーションを事例として」、山口宏美(北陸先端科学技術大学院博士後期課程)「社会人として人類学を学んで」、杉本洋(新潟医療福祉大学)「弱さを表すパフォーマンスにみる障害当事者のアイデンティティ形成」、中尾世治(南山大学大学院博士後期課程)「まるはち人類学研究会 と 「社会人と人類学」シリーズ企画」、加藤英明(南山大学大学院博士後期課程)「書くことからみる私の戸惑い:営業と研究の現場における「ずれ」に関する一考察」
    • コメント:田村うらら(金沢大学)、伊藤泰信(北陸先端科学技術大学院)(2014年8月24日実施)
  • 第24回「人類学の社会還元に関する研究懇談会:南山の人類学で修士をとって社会に出た卒業生による報告と討論」(主催:南山大学人間文化研究科人類学専攻、共催:中部人類学談話会(第228回)・まるはち人類学研究会)
    • 発表者:監物秀樹(日本国際協力センター JICE勤務)、監物もに加(NPOパルシック勤務)、家田愛子(NGO Nicco 海外事業本部勤務)、中根弘貴(金城学園高等学校勤務、社会科担当)、海老原由香梨(春日丘高等学校勤務、英語科、ハワイ研修講座担当)(2015年2月14日実施)
  • 第25回「中部地区人類学修士論文発表会」
    • 発表者:川口美樹(名古屋大学大学院博士前期課程)「機械化による漁業従事者の知識と技術の変化に関する研究」、厖娜(名古屋大学大学院博士前期課程)「潮干祭における山車の機能と象徴的意味に関する研究―山車と神輿の比較研究から」、松永神鷹(南山大学大学院博士前期課程)「津波と漁師―個と向き合う災害人類学」(2015年2月21日実施)
  • 第26回「刀を愛でる者たちの「世界」―感じることと社会文化の形成の民族誌的検討―」
  • 第27回「「出家」とはなにか:タイとミャンマーの比較民族誌的研究」(主催:日本文化人類学会中部地区研究懇談会、まるはち人類学研究会)
    • 発表者:岡部真由美(中京大学現代社会学部 准教授)「出家者による世俗への接近:       現代タイ社会における上座仏教僧の「開発」からみた僧俗の境界をめぐって」、藏本龍介(南山大学 人文学部/人類学研究所 准教授/第一種研究所員)「現代ミャンマー社会における『出家』の挑戦:贈与をめぐる出家者/在家者関係の動態」
    • コメンテーター:速水洋子(京都大学)、石森大知(武蔵大学

おさそいあわせのうえ、ぜひご参加ください。
■研究会のスピンオフ的な活動、および今後の展開について考えていること

「地方」――「周縁」という語を用いる誘惑に駆られますが――の大学院では、ますます院生数が減り、「客観的な」状況は年々困難になっていますが、様々な方々にご支援をいただきながら、ようやく6年目を迎えることができました。昨年度は、「院生主導のもとでオープンな敷居の低い研究会」というコンセプトのもと、「元院生」や「社会人学生」による研究会、博士論文の草稿をもとにした研究会、上座仏教研究の新たなパラダイムを提示するような挑戦的な研究会を企画・実施し、合評会では新進気鋭の若手研究者を二人もお招きすることができました。さらに、北陸先端科学技術大学院(JAIST)の伊藤泰信先生、山口宏美さん、静岡県立大学松浦直毅先生の御好意と熱心なサポートをいただき、二度の交流セミナーを新たに試みとしてスタートさせることができました。発表者、コメンテーター、参加者、ならびに陰ながらご支援いただいているみなさまにあらためて感謝申し上げます。
また、これまでの発表をもとに以下の成果が各発表者によって達成されました。

  • 第19回「ポリシーという語り口――人類学的考察」(2014年1月25日実施)

『年報人類学研究』2015年第5号「特集 言語ゲームとしてのポリシー」

  • 加藤敦典「序―言語ゲームとしてのポリシー―人類学的考察―」
  • 神原ゆうこ「「共生」のポリシーが支える生活世界―スロヴァキアの民族混住地域における言語ゲームを手がかりとして―」
  • 上田達「先住民というアスペクト―マレーシア・サバ州の先住民の語りに関する人類学的研究―」
  • 山田享「政策としての世界遺産―国際条約と住民生活の狭間で―」
  • 加藤敦典「原理原則の語り口と情状酌量の語り口―現代ベトナム村落における住民討議の構図―」

  • 第21回「社会人を辞めて/続けながら わたしはこういう理由で人類学の世界にやってきました−夢と野望と憧れと戸惑いと不安―」(2014年4月26日実施)

『南山考人』2015年第43号「特集 社会人と人類学」

  • 中尾世治「「社会人と人類学」特集について」
  • 加藤英明「職場における読み書きの役割に関する一考察 : 製造メーカーの営業の仕事を事例に 」
  • 廣田緑「「行為」の芸術にみる人類学的なもの : 作家Mの作品を事例に」
  • 日丸美彦「境界人のすすめ : 社会人大学院生と文化人類学

今年度も2カ月に1回のペースで研究会を開催していく予定です。毎回の平均参加者数は約20名です。研究会企画、合評会のもちこみは随時歓迎しております。ぜひご連絡ください。
昨年度から開始した「地方」の大学院との「交流セミナー」では、「まるはち人類学」が日本各地に出張して研究発表や交流会を実施しています。「院生/研究仲間が少ない」あるいは「議論の場が少ない」といったお悩みをもつ大学に「まるはち人類学」が出張いたします。基本的に手弁当の研究会であるため、交通費等の問題はありますが、可能な限り実施に向けて努力いたします。ぜひご相談ください。

■連絡先
http://maruhachijinruigaku.blogspot.com/ (ブログ)
kagari@isc.chubu.ac.jp(メール、代表:大谷かがり)

■その他
参加/発表ご希望の方を募集中です。