超域人類学ワークショップ TRAWS:Trans-Regional Anthropology Wo

目的、設立の経緯など
大阪大学人類学研究室教授陣からの提案をもとに、院生が企画・運営する研究会として2009年の7月に発足。発表者への交通費などは研究室から支給されますが、運営は全て院生にまかされており、現在まで以下の六回を開催しています(敬称略)。

  • 第一回(2009/10/15)Vol.1「21世紀の民主主義――人類学はいかに語りうるのか」
  • 第二回(2010/3/2)Vol.2「出来事としての都市――人類学的都市研究の可能性」
    • 発表者:関根康正×木村周平
  • 第三回(2010/5/22)Vol.3「ゾーエとビオスの人類学――病いをめぐるコミュニティ/ハイブリッドの動態から」
    • 発表者:田辺繁治×モハーチ・ゲルゲイ
  • 第四回(2010/7/30)Vol.4「レヴィ=ストロースを反復する」
  • 第五回(2011/1/10)Vol.5「シリーズ:今あえて<文化>と言うことの可能性を問う1:フランツ・ボアズ再考―人類史の万華鏡としての文化」
  • 第六回(2011/2/12)Vol.6「シリーズ:今あえて<文化>と言うことの可能性を問う2:クリフォード・ギアツの人と『文化』」

活動の内容(研究会の頻度、規模、テーマ、参加者、開催場所など)
各回のテーマはこちら(ワークショップ事務局の企画担当)で決定し、それに相応しい発表者(基本は2名+コメンテーター1名)を探して依頼、当日まで発表者とメール等で議論しながら各回の企画を練り上げるという形式をとっています。このため厳密に定期的な開催は難しいのですが、年4,5回の開催を2,3ヶ月スパンで行うのが基本ラインです。
これまでのテーマは現在の人類学だけでなく近接する学問領域においても重要かつ刺激的な論点となりうるものをなるべく選ぶようにしてきました。領域横断性を帯びながらも「人類学とは今どのような学問でありうるか」を皆が考え・皆に提示できるような場を目指しています。開催場所は阪大人間科学部内の広めの教室やホールなど、参加者は阪大の院生(人類学だけでなく哲学や社会学、グローバル人間学など所属の方)を中心に関西圏の人類学者や院生の方、テーマに関係した他ジャンルの研究者が参加されることも多いです。参加はオープンで、これまでは毎回30名程度の方に来ていただいています。

研究会のスピンオフ的な活動、および今後の展開について考えていること

 第三回からUSTREAMでの生中継を導入しました。関西圏以外の方にもネットを通じて参加いただけます。アドレスはhttp://www.ustream.tv/channel/trawsです。

連絡先(メールアドレスやウェブサイトなど)
連絡先アドレス(MLへの参加希望もこちらにどうぞ):traws2009 [at] gmail.com
ウェブサイト:http://anthropology.hus.osaka-u.ac.jp/traws/index.html

その他
当ワークショップでは発表や企画の持ち込みを常時募集しています。面白いアイディアがありましたら阪大人類学研究室の院生や連絡先アドレスまで御気軽にお知らせ下さい。